高品質/安心価格の国産仏壇 株式会社ヤマカ塩七

仏壇の設置場所

新しくお仏壇を設置する時の安置場所は?
新築時に仏間はどこに用意するのがいいの?
お仏壇の安置場所、仏間の設計についてご案内しています。

お仏壇を設置する場所について、こんなお悩みはありませんか?

いざ設置する際に、どうしたらいいのか悩んでしまうお仏壇の設置について、仏壇の専門店塩七がお答えします。

設置場所

住宅の間取りによって異なりますが、次のような条件を考慮する必要があります。

  • ● 直射日光が直接仏壇に当たる場所。(日焼けの原因)
  • ● 湿気が多すぎる場所。(カビの原因)
  • ● 温風(エアコン)等の風が直接当たる場所。(乾燥による割れなど)
  • ● トイレや台所などの水まわりの場所。

※上記の点に注意して落ち着いて礼拝出来る設置場所をお決め下さい。

お仏壇の塩七 namuda

仏壇の方角

方角には吉凶は有りませんが、一般的には北向きは避ける方が多いようです。どのように教えているか一例をあげて見ました。

  1. 本山説

    御本尊に向かって合掌するとともに、御本山を礼拝するように仏間を設けます。

    本山説

  2. 西方浄土説

    仏間を東向きに設け、西向きに合掌、御本尊を礼拝すると同時に西方浄土を拝む形をとります。

    西方浄土

  3. 南面北座説

    仏壇を南に向け北を背にした安置方法。仏壇に直射日光が当たらず、南からの風により湿気を防ぎます。

    西方浄土

  4. (参考)
    曹洞宗

    仏壇を安置する場所に決まりはありませんが、曹洞宗のお寺は北方を背にして建てられているので、条件が許せば同じよう北を背にして、南を向くように置くと良いでしょう。これですと直射日光も当らず、風通しもよく湿気を防ぐ事も出来ます。
    (曹洞宗壇信徒必携より)

    天台宗

    仏壇の 位置については様々なしきたりがいわれていますが、余りこだわりすぎる必要はありません。大切なのは仏様やご先祖様に日々の感謝をすることです。ですから、毎日お参りをして、お茶やご飯をお供えしやすく、ご家族がよく集まるような場所を選ぶのがよいでしょう。
    また、直射日光が当たるところ、湿気が多く風通しのよくないところ、目が届かず火の始末がしにくいところは避けたほうがいいでしょう。
    (天台宗HP Q&Aより)

※ 2つの宗派を例にあげましたが、どちらも安置場所ではなく手を合わせる気持ちが大事と伝えていると思います。

2階に部屋がある場所に、仏壇を設置してもいいの?

仏間の上に物を載せる、二階を人が歩くなどの場合、もともとは神道の神棚の置き方から言われ始めたようです。
神道では「雲」「天」などと書かれた紙などを貼り「この上は何もありませんよ」と対処する方法があります。この神道の習慣が、仏壇の置き方にも言われたようです。

仮に仏壇の上に物を載せたり、二階を人が歩いても仏壇には、宮殿( くうでん ) (屋根)があります。
それに、お釈迦様は「東西南北・上下左右、どの方角、どの方向にも意味があり、良し悪しをつけてはいけないと」説かれています。
また、ご本尊様から発している光は、すべての闇を破り、ありとあらゆる不浄を浄化する光であるとされていますので、不浄なものが入る隙などありません。
あまり神経質にならず、生活スタイルやお住いの環境に合わせて、毎日おつとめしやすく、ご自身やご家族が身近に感じられる場所に設置されるのが良いのではないでしょうか。

宗派やお寺によって、どうしても気になる場合、仏天蓋 ぶってんがい の取り付けをお勧めします。
塩七では、天蓋付きのお仏壇も多数ご用意しております。どうぞお気軽にお問い合わせください。

仏天蓋は、昔、インドで高貴な方の日よけの為にさしかけられた日傘が様式化したものですが、これは日差しや雨風だけではなく、ありとあらゆる不浄のものや、災厄を撥ね除け、ご本尊の身に近づけないという意味があります。

(※注 最近の、家具調仏壇には、宮殿が無い様式もあります。)

遺影と仏壇の位置関係はどこにすればいいの?

仏壇の中には本尊があり、宗教によって違いはあるのですが仏壇に遺影写真を飾ることで本尊が隠れてしまうことになりかねません。
本尊を遮ってしまうと適切にお参りすることができなくなってしまうので、遺影写真は仏壇の近くに配置するようにしましょう。

故人をお参りする際にしっかりと故人を思い浮かべながらお参りするためにも、やはり仏壇の近くに遺影写真を配置する方が良いです。
仏間や床の間は家の中でも高い位置になるように設計されているため、故人の写真を少しでも高い位置に配置してあげることで故人への畏敬の思いが伝わるようにしましょう。

ペットの遺影を、仏壇に飾ってもいいの?

現代では、ペットは家族同然であまり動物のことを畜生という方もいません。

しかし、仏教の教えに基づき仏壇に人間とペットを一緒に祀らないという形式は残っています。この形式を守っている方や、人と動物を一緒の仏壇にお祀りすることを快く思わない方もいらっしゃいますので、この思想があることは覚えておきましょう。

ご自宅にスペースがあり、いつもペットを目が届く場所に置いておきたい場合は、ペット用の仏壇がおすすめです。

重厚な人間の仏壇と違い、ペット用の仏壇は小さくデザインも可愛いものが豊富です。またペットの写真を仏壇に入れられるようになっているタイプもございます。

塩七でも、お仏壇を始めとしたペットメモリアルグッズを多数展示しております。お気軽にご相談ください。

リビングのフローリングに設置してもいい?

仏間ではなく、洋室のフローリングの上に仏壇を置く場合は、リビングやダイニングなどの家族が集まる場所に置いたほうがよいでしょう。
ご家族の生活する姿をよく見ることができるので、ご先祖様もさみしい思いをしないです。

目が届きやすい場所なので、お手入れや、お参りがしやすいのもポイントです。
ダイニングに置く場合は、お供え物の交換もしやすいのが特徴です。

塩七各店では、洋室、フローリングにもあわせやすい、モダンなデザインのお仏壇や、収納などの機能性に優れたお仏壇も多数取り揃えております。

床の間に仏壇を設置してもいいの?

お仏壇を設置する場所として、床の間に設置することはタブーと思われている方もいると思いますが、実は、床の間は、お仏壇を設置するにはとても最適な場所なのです。
なぜなら、床の間は家の中心に位置し、その家の中で最も重要な場所とされているからです。

また、床の間には、お仏壇にとって敵となる直射日光が入り込んでくることもありませんので、お仏壇の劣化防止の観点からも、最適な場所となります。

床の間という、家の中で最も重要な場所にお仏壇を設置してもらうことで、ご先祖様もとても喜んでくださるので、もし、仏間がなく、床の間への設置をお考えの場合は、ぜひ、床の間にお仏壇を設置して差し上げてください。

仏壇の上に物を置いてもいいの?

仏壇の上に故人の遺影やその他の写真・絵画などを飾ってはいけないという話は、もともとは神道の神棚の置き方と混同したことから言われ始めたようです。

故人の遺影は不浄なものではありませんし、仮に故人の足がご本尊さまの頭上を踏んでいるように見えるとしても、仏壇の中にある宮殿には屋根があり、さらに多くの場合、ご本尊さまの上には仏天蓋が置かれているはずです。

ご本尊さまを礼拝し、同時にご先祖さまを敬うという動作に自然に即した配置であれば、仏壇の上に故人の遺影などがあっても一向にかまいません。礼拝される方の信仰心のあらわれとして、ご本尊さまの上には何もモノを置かないことを選ばれるのであれば、それもまた一向にかまいません。

仏壇の上に埃よけで布をかけたいけど…?

お仏壇に布などを被せていると、内部に湿気がこもり、カビの原因となる場合があります。

仏壇には湿気がこもらないように布はかぶせないようにしましょう。

家具の上に置いてもいいの?

最近では、和室以外の洋室などにも置けるようなコンパクトな「上置き型仏壇」を目にすることが多くなってきました。
このような上置き型仏壇なら、タンスの上などに場所を取らずに置くことができます。

ただし設置する際は、座ってお参りすると、ちょうどお仏壇を少し見上げる高さが理想です。

塩七では、仏壇台の取り扱いもございます。お住いやお部屋に合わせた最適なご提案をさせていただきます。お気軽にご相談ください。

仏壇(本尊)の高さはどれが正しいの?

お仏壇ではご本尊様(仏像や掛軸)がお仏壇の中心となります。日々お参りする際にご本尊様の目線より下からお参りするのが良いとされています。

なのでお仏壇の置き場所次第でご本尊様の目線よりお参りされる方の目線が上になってしまうケースもありますので注意が必要です。

ご本尊様は見下すことのないように日々のお参りをして下さい。

その他の注意点

コンセントの注意点

仏壇には照明器具が付いています。コンセントの差し込みは近くに作る事をお勧めします。
近くの壁面に作れない場合、床面に造る方法もあります。


地震への対応

地震による仏壇の転倒・ズレ・仏具の落下など、独自の免震施工を行っております。

■ 詳しくは、弊社担当者にご相談下さい。


湿度について

最近の住宅は、高気密・高断熱で造られている住宅が多くなっています。

仏壇にとって乾燥しすぎる場所は、割れや歪みの原因になる事もあります。その場合、湿度は結露が起こりにくい55%程度の湿度で管理する事をお勧めします。

◆以上のようなポイントを参考にしながら、仏間の設計・設置場所を考えていただければよろしいと思います。ご不明な点がございましたら、弊社担当者までご相談下さい。


神棚とのバランス

仏壇と神棚を一緒の部屋に置くとしてもどう置けばいいのか、悩む方もいらっしゃいます。
「仏壇と神棚を同じ部屋に置くのは良くない」と言う方もいらっしゃいますが、そんなことはなく、同じ部屋でもかまいません。
通常、仏壇を置いている部屋は、家の中で最も良い部屋であることが多いので、むしろ同じ部屋に置く方がおすすめです。
ただし、ちょっとした注意が必要です。

(1)仏壇と神棚が向かい合わないようにする。どちらかを礼拝するとき、どちらかにお尻を向けないようにするためです。

(2)仏壇の上に神棚を設置するのは、なるべく避ける。どうしても神棚を礼拝する時、手を打ちます。仏壇に向かい手を打っているように見えます。

※ただし(2)に関しては、地域によって異なります。


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